安全ガラスとは

安全ガラスとは主に割れにくいガラス、飛散しにくいつくりのガラスの種類です。
たとえば地震などの災害で大きな衝撃を受けてもガラス自体が砕けて飛び散りにくいため破片で怪我をすることが少なくなります。


■強化ガラス

強化ガラスは家庭などで良く使用されているフロートガラスを約700度に加熱した後、急速に冷却してつくられます。万が一ガラスが割れたりしてもガラスの破片が粒上になるので破片によって怪我をしたりすることが少なくなります。強度は同じ厚さの板ガラスの約3倍ほどあり、割れても安全なガラスとして使用を推奨されています。またフロートガラスから製造される透明タイプのものと、型ガラスから製造される半透明タイプのものがあり、様々な用途によって使い分けることが可能です。


■合わせガラス

合わせガラスは2枚の合わせられたガラスの間に特殊な中間膜を挟み込まれ、さらに加熱・圧力を加えて接着された特殊なガラスです。もしもガラスが割れたり割られたりするような場合でもガラスが中の中間膜に強力に接着されていますので割れたガラスの破片が飛び散る心配がありません。さらに間に挟み込まれた中間膜により、一般的な板硝子に比べて物が貫通しにくい特徴をもっています。

どちらも個別の適性をもっていますので用途にあった使い分けができそうです。